【なかしべつラーメン あら陣】from 第103回春の北海道物産展

2020-01-30

t f B! P L


海なし県の山梨県。

周りを山々に囲まれ、盆地で生活する山梨県民は、海産物に憧れがあるのか、マグロの消費量は全国トップクラス。

他にも、あさりや魚介の漬物などを好んで食べる習性がある。

特に、お刺身やお寿司が大好きな傾向にある。


たとえば、私の近所に住むおじいちゃんは、毎日、晩酌用のお刺身を購入している。

今日はマグロ。

今日はアジ。

今日はイカ。

今日はタコ。

「毎日、刺身ばかり食べて飽きないのか?」

と聞いたら

「毎日、トイレに行くのと同じことだ。これは、本能だ」

と、わけのわからない答えが返ってきた。


そして、お寿司屋さんの数もなかなか多い。

タカアンドトシがお寿司屋さんを探す某番組のロケが山梨県で行われたとしたら
イージーモードすぎて番組が成り立たなくなるくらい寿司屋が多い。

…とまあ、少し、誇張したかもしれないが、
山梨県民の海産物好きは、DNAに刻まれた本能のように、とどまることをしらない。


そんな山梨県民が愛して止まないイベントがある。



そう、『北海道物産展』である!


山梨の老舗百貨店の『岡島』で、年に数回行われる、このイベント。


その存在は大きく、山梨県民の大半は

「岡島に行くついでに北海道物産展に行こう!」

ではなく

「北海道物産展があるから、岡島に行こう!」

という動機で、岡島に足を運ぶ。


もはや、北海道物産展が無い岡島は、バンバーグパティが入っていないハンバーガーのようなものである。

注:個人の感想ですw


そんな北海道物産展が、令和2年1月29日(水)から2月17日(月)まで
岡島の7階大催場で開催中だ。


北海道のおいしいものが、たくさん食べれるイベントだ!

…頭が悪そうな説明だが、一言で表せば、そういう感じ。だ!


海鮮は、もちろん、お肉とか、お魚とか、お菓子とか、いろいろあるから!

とりあえず、行ってみてほしい!

楽しいから!

ねっ!

お願いオジサマ!


(心の声)


…このブログって、絶対、ラーメン好きのオジサンしか見てないよなあ。

できれば、ギャル(死語)とかに見てもらって。願わくばお友達になりたいのだけれども。

まあ、いいよ、ラーメン好きなオジサンのために、今日も執筆がんばるぞ。グスン。。

(心の声終了)


さて、ここで、問題。

クリーニングをどこに出すか?

これを世間では「洗濯の自由」と呼んでいるが

早い・安い・きれい と言えば?

答えはなんだ!?




…山梨県民なら、秒で答えられるこの問題の答えは、さておき


北海道で有名な食べ物と言えば?

賢明な読者の皆様ならおわかりでしょう?


そう、答えは…


ラーメン!

北海道物産店と言えば、ラーメン!

ラーメンのイートインコーナーがあるのです。

有名店のラーメンを熱々で、かつ、お店に近いクオリティで食べられるイートイン!

イートイン!ああ、なんて甘美な響き。

もはや、北海道物産展は、ラーメン一択でしょう!!



いや、訂正!

花畑牧場のソフトクリームとか、絢爛豪華な海鮮丼も捨てがたい!

早まるな!他の選択肢も視野に入れておこう!



でもでも、今回は、ラーメンのお話。


最近の岡島の北海道物産展の傾向として、開催期間の前半と後半で、イートインコーナーのお店を切り替えることで、何回も物産展へ足を運べるような戦略が見受けられる。

当然、今回も、2店舗のラーメンが楽しめると思っていたのだが、
なんと、今回は、前半、中盤、後半の3店舗構成となっている。

これは、ラーメン好きには朗報!

お父さんの少ないお小遣いが入ったお財布には大打撃!

嬉しさと悲しさが入り混じった悲鳴が聞こえてくるなあ。。


今回は、前半にイートインコーナーに出店しているラーメン店「なかしべつラーメン あら陣」に行ってきた。

ホールニューワールドのアラジンと同じ読み方のお店。

ジーニーみたくテンションの高い店員は、もちろん、いないけれども。


たいていの物産展のイートインコーナーと同じように
入店前に、入り口付近にあるレジで食券を購入するシステム。

今回のメニューは、次のとおり。

・尾岱沼産北海シマエビそば 1,490円

・海老そば(味噌・醤油・塩) 890円

・辛みそ海老そば 1,080円


どれを選んだらいいのか悩ましいところだが、
こういう場合は、たいてい、人気商品を選べば、大きな後悔をすることはない。

そして、もう一つ大切な判断材料は
基本のラーメンとの差額に、どこまで価値を見出せるか、だ。


尾岱沼産北海シマエビそば = 海老そば + 尾岱沼産北海シマエビ(トッピング)

とすると、トッピング料金は、

1,490円 - 890円 = 600円

となる。


もし、ここが北海道の中標津、訪れたラーメン店が本店だとしたら、
私は迷わず、「尾岱沼産北海シマエビそば」を注文しただろう。

しかし、ここは北海道ではない。

北海道物産展の会場なのだ。

トッピングを軽視するわけではないが、その600円あったら、
他のお店で北海道の味をじゅうぶん堪能することができる。

とはいえ、北海シマエビを山梨で食べられる機会はなかなかない。

もしかしたら、この機会を逃せば、一生食べられないかもしれない。

幸いなことに、最期の時をベッドの上で迎えられるとして、

「ああ、やっぱり、北海シマエビをトッピングすればよかった」

なんて漏らさない保証はどこにもない。

今、この瞬間が、分岐点だ。


悩ましい決断を迫られたが、結局、通常の「海老そば」を選択することとした。

レジのおばちゃんに、どのラーメンが人気か聞いたところ

「海老そばの味噌が人気だよ」

と言われたので、おばちゃんの言葉を信じることにした。

責任転嫁したわけでも、優柔不断で決められなかったわけでもない。

不満があれば、もう一度食べに来ればいいのだ、この場所に。

ランチタイムは毎日やってくる。

無論、お金は毎日減っていく一方だが。


食券を購入後、席に案内される。

座席は簡素だが、別に癒されに来たわけでも、くつろぎに来たわけでもないので、気にはならない。

最低限、清潔感があればそれでいいのだ。

テーブルには、水が入ったピッチャー、コショウ、一味唐辛子、ラーメン店のリーフレットなどが置かれている。

ランチタイム真っ只中ではあったが、満席というわけでもなく、
窮屈な思いをしなくて済んだのは幸いだ。


左隣には、年配の男性。

終盤戦に突入していたのか、レンゲでスープを救っては、口に運ぶ動作を繰り返している。

おそらく、味噌味。

うん、おいしそうだ。


右隣には、20代後半のカップル。(推定)


私の注文と入れ替わりに、着丼。


彼氏のテーブルに「尾岱沼産北海シマエビそば」が置かれた。

写真以上に大ぶりのシマエビが3尾。

ラーメンを食べにきたのか、シマエビを食べに来たのかわからなくなりそうなインパクト。

うん、やっぱり次は、これ食べよう。


7分後、私のテーブルに「海老そば(味噌)」が着丼。



見た目は、まあ、想像通り。

スタンダード・北海道・味噌ラーメン


麺は、本店では、中太麺か細麺のいずれかを選べるらしいが、
ここでは、中太麺を採用。

どちらにせよ、中太麺が好みの私には、ストライク。

スープは、最初は、あっさり系の味噌感があるものの、すぐに海老が後を追ってくる。

中盤以降は、濃厚な味噌と海老のハーモニーが続いていくので、飽きることなく食べ進められる。

追いライスをしたくなるほど、スープがおいしい。

チャーシューも、箸を入れるとホロホロとなるくらいの柔らかさで
いいアクセントになっている。

890円でこの味を楽しめるのならば、コスパも悪くないだろう。

ただ、男性には、少し物足りないくらいの量なので、オプションで大盛りが選べれば、言うことは無い。

まあ、北海道物産展の他のお店の味を楽しめる余裕を与えてくれた。と考えれば、必要十分なサイズ感かもしれないが。


ちなみに、このお店は、岡島の北海道物産展に過去何度も出店してくれており、

かつ、海老そばのパイオニアである北海道の「縁や」というラーメン店の

創業者がプロデュースしているため、おいしくないわけがない。

ぜひ、一度、その味を確かめていただきたい。



【岡島 第103回春の北海道物産展 イートインコーナー出店予定】

1/29(水)~2/4(火) ☆なかしべつラーメン あら陣☆

2/5(水)~2/11(火・祝) ☆らーめん山頭火☆

2/12(水)~2/17(月) ☆大魔王☆

公式サイト → https://www.okajima.co.jp/event/4696/



では、またどこかのラーメン屋でお会いしよう!



☆店舗情報☆

店名:なかしべつラーメン あら陣

住所:北海道標津郡中標津町東4条南1丁目(あるる横)

電話:0153-78-9955

営業時間:

【平日】
11:00 ~15:00(ラストオーダー14:30)
17:00 ~22:00(ラストオーダー21:30)

【土日祝日】
11:00 ~22:00(ラストオーダー21:30)

公式サイト→ http://arajins.com/wp/



★ハヤマさんが食べたもの★

・海老そば(味噌)(890円)

→かの北海道の名店「縁や」のDNAを感じさせる濃厚で優しい海老味噌ラーメン。
 中太ちぢれ麺とスープの相性は抜群。
 チャーシューは、ホロホロ。水菜とネギと糸唐辛子もいい仕事してるよ。
 願わくば、小ライスを注文して、スープにダイブさせたいところ。
 でも、物産展では、それも叶わず。そうだ、北海道行こう!
 

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